きらずり?雲母摺り

クリスマスカードの白い紙が 雲母摺り(きらずり)の和紙

です。雲母摺り(きらずり)について調べてみると、江戸時代初期に京都嵯峨で本阿弥光悦を中心に出版された版本(はんぽん)を嵯峨本といい、(本阿弥光悦を中心に作ったので光悦本とも呼ばれている)その本の表紙などに使用されているのが雲母摺り(きらずり)の和紙で、美術的に優れた本として有名。国会図書館のデジタルコレクション『タイトル〔光悦謡本〕 あこき』はインターネットで閲覧できます。その他にも写楽の浮世絵・三十六歌仙の料紙(りょうし・ものを書く紙)唐紙などに使用されています。今回の雲母摺り(きらずり)の和紙は、京都版画館の物です。説明書きによると、『きらとは雲母、硝子質の鉱石の事。 雲母摺り=古法によると木版を卵の白身で摺り、粉末にした雲母を振り掛け、乾いた後取り除き、完成。キラキラと美しい。(中略)本品は型染の技法を用い、こんにゃく糊にて雲母摺りを再現。』と記入されています。